2014年3月27日木曜日

♨嶽温泉郷 小島旅館(弘前市)

本日は実家でゆっくりした後、午前中用事を済ませてドライブです。
実家から県道12号線・鰺ヶ沢蟹田線を走破して、鰺ヶ沢のきくや商店へお邪魔しました。
物凄く久しぶりに来ましたが、おばちゃん、しっかり覚えてくれていました!

きくや商店でピンと来る方は中々の物好きですが、「わさお」と言わればほとんどの人はわかる不思議。

↑わさおも日向ぼっこ中


わさおは天気がいいので日向ぼっこ中。一時期テレビだ雑誌だと引っ張りだこでしたが、ブームも落ち着いた感があるので、ゆっくりしてほしいですね。
しかしめんこいなー。

↑こちらがお店。至って普通のお店です。


ここきくや商店、イカ焼き(350円/1パック)が非常に絶品なんです。やわらかくて塩気が少しするイカ焼きはビールのつまみに最適!今まさにイカ焼きをつまみ、ヱビスビールを飲みながらキーボードを打っているわけですが(苦笑)

さて、鰺ヶ沢から進路を左にとり、県道3号線、鰺ヶ沢街道を進みます。路面状態は◎、雪も解けて走りやすい道です(ただしカーブ山道好きの話)
ひたすら急カーブと急勾配を進んでいくと、岩木山の姿が見えます。嶽温泉もすぐそこです。

↑嶽温泉、山楽旅館が…

さて、今日は嶽温泉の山楽旅館で露天風呂にでも…と思っていたのですが、どうもおかしい。
車を止めて旅館の前に行くと…

閉館

ホントですか…何回か家族総出で旅館にも宿泊したことがあるだけに残念です。
しかし全く情報仕入れていなかったので、この度2回目の営業終了。

ならばと、向かいの簡易郵便局の隣にある小島旅館さんで日帰りの交渉を。
あっさり若旦那が了解してくださったので、今日は小島旅館さんの内湯でゆっくりさせてもらいます。

↑小島旅館さん。昔からある、立派な旅館です。

造りは古いのですが、家庭的な雰囲気もある旅館です。奥の方へどうぞ、と通されて貸切の内湯へお邪魔させていただきます。

↑入口。いかさま旅館らしい佇まい。

入口は旅館らしいのれん。久しぶりにこういう旅館にお邪魔しました。たまにはいいですね。

↑脱衣所。木のぬくもりが素晴らしい!

脱衣所は天井まで木打ちっぱなしで、かつ綺麗に清掃されていて素晴らしいの一言に尽きます。
ただ、籠がないので脱いだものはそのままロッカーに入れることになります。

↑左がぬる湯、右があつ湯

扉を開けるともわ~っと硫黄のにおいがします。上北地方の温泉で硫黄臭のするところはないので、すごく久しぶりで感動。
左側がぬる湯、右側があつ湯でそれぞれ僅かに加水されています。源泉が熱すぎるのです。
嘘です。
嶽温泉は源泉かけ流し100%、源泉が熱いのですが、2つの源泉が熱いもの、温いものと二つあるため、その時の外気温などを考慮してブレンドしています。
湯量が豊富な温泉ならではの調整方法でなるほど、と感心してしまいます。

あつ湯と言っても、体感温度40度ぐらいでいつまでも浸かっていれる適温。こんこんと注がれる源泉を舐めてみると非常に酸っぱい!pH2の酸性温泉ならではです。

↑洗い場にはせっけんの備付があります

旅館なので、宿泊者向けにせっけんの備付もあります。そしてカランと鏡は真っ黒に錆びついています。いかに強い酸性かがよくわかる状況ですね。

↑湯口からこんこんと注がれる源泉

湯口からはこんこんと源泉が注がれています。静かに休みなく。


↑成分が湯口に堆積している!

ふと湯口を上から見上げるとビックリ!成分がかなり堆積しています!
湯の華の類はよく見るのですが、ここまでドッサリ成分が堆積しているのは初めてです。
つい「すげぇ・・・」と声を出してしまいました。
本当はダメなんでしょうが、つい出来心で堆積物をかき混ぜてみると手には成分がびっしり。
こんな贅沢な温泉に一人貸し切り状態で入れるなんて夢の世界でした。
多分このまま死んでも悔いはない状態だったと思います。

↑お決まり成分分析表

以前は硫黄臭い割に硫黄成分は書類上なかったのですが、再分析で硫黄成分が確認されておりました。成分はやはり濃いですね。濃い温泉、大好きです。
湯上りポカポカ、非常に気持ちよくなってきたところでお腹が空いてきたので、嶽温泉郷を散歩します。

↑嶽温泉郷の街並み。

嶽温泉郷は岩木山のふもと、岩木山スカイラインの入り口近くにあります。
今の時期は冬季閉鎖中ですので、お客さんもほとんどいません。
山楽旅館はカーテンを閉めており、山七旅館も廃業。。。
鄙びた温泉地ですが、ここまで廃業に追い込まれている旅館が多いとは正直思いませんでした。
一応温泉中心部まで弘南バスが細いながらも定期運行しておりますので、弘前ついでにぜひ訪れていただきたい温泉です。

さて、お昼は旅館兼食堂の田沢食堂さんで。

↑田沢食堂さん。これまた古い食堂です。

素朴な雰囲気の食堂です。小さなテーブルが一つだけの食堂で、ラーメンや蕎麦、カレーライスなんかがあります。蕎麦はやっぱり大谷製麺。個人的に付き合いの長い製麺所なので、応援していますが、今回は気まぐれでカレーを注文。

↑カレーライス

相席の弘前市内から来られたご夫婦と談笑しながらカレーを食べます。
味は至って普通なのですが、話が盛り上がて1時間ほど長居させていただきました。

その後は弘前市内を回避するためリンゴ畑を通って、面倒になったので浪岡ICから高速に乗りつつ帰宅。二日間の走行距離は519.2キロでした。
嶽温泉の近くには百沢温泉と言う素晴らしい温泉もまたあるので、次回は百沢へも行ってみようと思います。

<今回の温泉>
嶽温泉 小島旅館 (だけ おんせん こじまりょかん)
青森県弘前市常盤野湯の沢20

成分…酸性・含硫黄、カルシウム、塩化物泉(低張性酸性高温泉)
源泉…嶽温泉(嶽温泉旅館組合4~5号集湯槽、6~8集湯槽)

営業時間 要交渉

※せっけん類の備付ありですが、宿泊者向け
※タオルなし。要持参

入浴料…おとな350円

東北自動車道 大鰐弘前ICから岩木山方向へ約1時間
          浪岡ICから弘前・岩木山方向へ約45分(抜け道利用)

JR奥羽本線 弘前駅から弘南バス枯木平行乗車、約55分(本数少)

♨古遠部温泉(平川市・旧碇ケ関村)

ようやく北国青森にも春が訪れたようです。
連日10℃を超える気温で、外に出歩きたくなる季節がいよいよ到来です。

せっかくの春風そよぐいい天気ですので、実家帰省も兼ねて津軽へ行ってきました。

今回は一日目。みちのく有料道路→青森道→東北道で碇ケ関ICで降りて、矢立赤湯に行こうとしたら…

休業日(火曜)でもないのに、営業していない…
しかも、色々ものをぶん投げた感じで、壊れかけた「本日は営業終了しました」の看板だけ。

まさか…とは思いますが。ネット上には特段情報がなく、HPも通常営業しているので、今後の動向に注目しておきます。

さて、赤湯がやっていないからと諦めることはありません。この一帯は温泉が豊富なので、秋田よりは白湯の日陰温泉、もう一つの赤湯、古遠部温泉が選べますので、今回は古遠部温泉をチョイスしました。

↑車が来なかったので道を撮影(帰り)

古遠部の入り口はダートの道です。しかも結構な勾配。すれ違いは軽同士だとなんとか、3ナンバーの車は無理です。しかもところどころ落石があります。
雪の塊に見えて実は落石に雪がついているだけというパターンもありますのでご注意を。
今回、↑でやられてしまいました…幸い軽傷でしたが。

※今の時期は雪崩もありますのでジムニーサイズぐらいがおススメです。駐車場も狭いので大きい車は不適。


↑古遠部温泉の玄関。

青森・秋田県境から車で15分ほど、砂利の山道を進むと急に拓けるところに一軒の温泉宿があります。土日になれば混み合う温泉マニアの中では有名どころの温泉ですが、平日なのでそこまで混んでいません。ただし、空いているという訳ではありません。誰かしら2,3人はいます。

↑温泉の主、チョコ♂ 人懐こいわんこです

とりあえず恒例のチョコと慣れあうことから始まり、フロントでは笑顔たっぷりの女将さんと少し立ち話。赤湯のことはわからないそうです。そうですか。。。

↑フロント。成分が濃いのでバスタオルも貸してくれます。

こじんまりとしたロビーとフロント。家庭的でこの雰囲気が大好きです。
そして、成分が濃い温泉なので、バスタオルもタダで貸してくれます。素晴らしい!
白いバスタオルしかない場合は借りることをお勧めします。
※私は温泉巡りばっかりしているので濃い色のバスタオルを事前に購入してあります。

↑ロビー。来訪者用にノートがあるので、ぜひコメントしてみては?

赤い絨毯が印象的なロビー。携帯電話は一切つながらない山奥ですので、電話が必要な際は公衆電話になります。普段の喧騒から完全に隔離されますので、ゆっくりしたい方は宿泊もできます。
ご主人の料理が素晴らしく美味しいとか。

↑各地元紙にもしょっちゅう紹介される名湯です。

青森県内の人なら古遠部は耳にしているはず。本当に温泉豊富な県に生まれてよかったと思っています。

↑お客様のお手紙コーナー

噂を聞きつけて遠方から遥々来られる方もいるみたいです。
あれ?風穴のお立ち台の写真?(笑)
私ではありませんが、あけぼのついでに訪れた人も結構居そうです。

↑浴室。湯気が立ち込めます。

さて本題の温泉。赤い析出物が千枚田のように折なっていて、浴室に踏み入れた瞬間足の裏が赤く成分が付きます。当たり前ですが洗剤の類はありませんし、シャワーも一つしかありません。
成分は含石膏弱食塩泉。土と鉄の混ざった臭いが立ち込めています。
源泉の投入口には湯呑があるので、源泉を飲むことも出来ますが、渋く苦いです。
主に鉄の味、若干塩気と炭酸っぽいのがある感じ。なんていうんでしょう、文章では言い表せません。

浴室内はひたすら源泉の投入される「ドバドバ」という音しかありません。
皆無言で湯につかったり、トドをしたりと、じっくりと温泉を味わうのがここの温泉流なのかもしれません。

↑源泉投入口。惜しみもなくオーバーフローしています。

この温泉の凄いところは、源泉があり得ない量投入されている点です。常に床が川のようにオーバーフローした湯が流れていて、排水口の大きさで対応しきれていない為、排水口付近は深さ2cmぐらいのため池になっているところ。
人が湯から上がってもものの1分しないうちにまたオーバーフロー・・・
なんと贅沢な湯遣いなんでしょうか。この光景を見ただけでも幸せです。
トド湯には最高の温泉です。

お湯の温度は体感42度ぐらい。私的には適温そのものです。浴槽も結構な深さがあるので、顎のあたりまで深く浸かってじーっとしていました。

↑脱衣所の窓を開けると、使われた源泉が沢に放流されています。

古遠部の温泉は湯上りもさっぱりしていて嫌みのない感じです。いわゆる湯疲れ状態にならないで、かつ身体の芯がポカポカ温まっている感じです。
脱衣所の窓を開けると、小川が流れているのですが、使われた源泉が湯気を上げながら沢を流れています。成分が沈着して赤くなった沢を見ると、温泉の濃さがわかると思います。
ちなみに、タオルは赤茶色に変色しました。これは想定内ですが、万が一嫌だという方は、フロントで無料のバスタオルを借りてください。

↑お決まり成分分析表

成分が濃いと書きましたが、カルシウムイオンや塩化物イオン、炭酸イオンなんかが突出して高濃度です。湯に浸かったあと、ポカポカもさることながら、2~3日背中が痛かったのが治っていました。温泉ってすごい!
下手にマッサージ行くよりも、濃い温泉にゆっくり浸かって、日々の雑念だったりストレスだったり疲れなんかを温泉に流してしまえばいいのです。
周りからは物好き扱いされますが、だれにも邪魔されることなく、山奥の秘湯でゆっくりするのが自分流の休日。


気持ちよくなったところで、時間も時間なので、延々と帰ることとしました。
如何せん、実家は津軽半島の北端に近いですので…。端から端。

個人的にはピカイチで好きな温泉の一つ。雰囲気も泉質も否定する箇所が見当たりません。
今度は泊まってご主人の料理を食べてみたいところです。

<今回の温泉>
古遠部温泉 (ふるとおべ おんせん)
青森県平川市碇ケ関西碇ケ関山1-467

成分…ナトリウム・カルシウム、塩化物・炭酸水素塩、硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
源泉…古遠部2号源泉

営業時間 朝9:00~夜20:00 (冬時間です)

※せっけん類の備付はありません
※タオルはフロントで販売。
※バスタオルはフロント申出で無料貸し出し(本当に感謝です!)

入浴料:おとな300円

東北自動車道 碇ケ関ICから車で20分ほど
宿泊の場合はJR奥羽本線 津軽湯の沢駅から送迎ありとのこと。
ただし、通過する列車多し。

2014年3月24日月曜日

♨野辺地温泉ランド(野辺地町)

~まずはじめに~
本日は天気が良かったので、予てから久々に行きたいと思っていた大湊線乗車をかねて用事を済ませてきました。
と言っても、完全趣味活動の範疇ですが。
そして、本題の方の写真がかなり多いです。見ればわかります。

【大湊線編】

↑まずは野辺地からのJR大湊線で陸奥横浜駅まで。

今日は一年でも指折りだろう快晴です。そして暖かい!
乗車した3725D 快速しもきた号はディーゼル1両ですが、ローカル線の割には全国屈指の評定速度で走り抜ける俊足っぷりです。常に85キロでエンジンを回しっぱなしです。
※今回の改正で58.4キロ・51分になったので評定速度は68.7km/hとなりました。

↑むつ湾沿いを走る。かっ飛ばす。

大湊線のハイライトは野辺地寄りの有戸~吹越間の車窓です。
防雪林を抜けるといきなりむつ湾の海岸沿いに出て、高速で飛ばします。
いつの間にかワンマン放送で観光案内もする様になっていました。
車窓は大変きれいですので、乗客もカーテン開けて見入っていました。

↑運転士泣かせの路線でもあります。

この絶景区間、実は運転士泣かせの区間でもあります。昨年の11月までは風規制が20m/msで速度抑止、25m/msで運転中止だったのですが、冬~春はじめぐらいまで常に西風が吹く地帯ですのですぐに運休→代行バスでした。
12月からはそれぞれ5m/msずつ規制値が上がったので、代行バスになることは滅多になくなったのでよかったところです。

↑菜の花プラザ(道の駅)のホタテフライ(1,400円)

陸奥横浜駅で用事を済ませたかったのですが、駅長に依頼の件を伝えると「ちょっと飯食うか散歩行ってきて!」と言われた手前、とりあえず駅から徒歩15分ぐらいのところにある道の駅「菜の花プラザ」で昼食を。
この辺はホタテ養殖が盛んな地域ですので、良質のホタテ料理が有名ですが、個人的にはここのホタテフライが一番美味。ちょっとお高いですが…。
道の駅売店では名産の「菜の花ドーナッツ」が販売していますので、職場の土産に購入。そのほか野菜など買い込み。

↑1時間ほどで出来上がっていました。

駅に戻ると依頼の件が出来上がっていました。この駅は駅員配置ですが委託駅となっていますので、JRのみどりの窓口はありません。しかし、便宜上乗車券や指定席券を発行できるように設備だけは整えていますので、全国の主な列車の指定席券が購入できます。

…が、上記の通り設備が簡易的なものですので、指定席券に関しては手書き対応になるのです。
窓口で申し込むと、まずはJRの指定席センターに電話で照会を掛けて、席があれば帳簿に書き取り、それを写真のような様式のきっぷに記入する、という流れです。
要は、大きい駅みたいに数が出ないので前時代的な流れで扱っても問題ないということですね。

尚、乗車券類は余程のことがない限り機械発行のものになります。
※手書きを希望しても出せません。

そんなわけで、要件は済んだので、とりあえず野辺地駅に向かいます。

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【問題の野辺地温泉ランド編】
色々な界隈で噂を耳にする温泉?銭湯?が野辺地駅の近くにあるので、この機会に訪問してみました。
野辺地駅から徒歩15分ほど、県立野辺地高校の近くにある「野辺地温泉ランド」という施設です。

↑問題の野辺地温泉ランド外観。

外観は至って普通の公衆浴場です。外観は、ですが。
それなりに年季の入った建物なので、素朴な銭湯風景であるのが世の中の常識ってもんです。

↑番台まわり

玄関をくぐれば即座に異様な世界が舞い込んできます。普通、番台にはお風呂用品が申し訳程度にあって飲み物だのお菓子だのを売っている程度が一般的だと(勝手に)思っています。
しかし、ここは違います。もちろんお風呂用品もあることはあるのですが、それ以上に趣味かなんかで集められたと思わしきフィギュアが所狭しと飾ってあります。
しかも量が半端ない。

↑番台の上

↑番台のカウンター

ここは一応温泉銭湯です。公衆浴場です。
インパクトが強すぎます。しかも並べ方を見ると相当の力を入れているようです。
ご主人は熱心にパソコンをカタカタ打っているのですが…

序の口は終わりです。この先がもっと凄いんです。

↑脱衣所。普通で普通じゃない脱衣所。

脱衣所です。さっきのインパクトから行くと拍子抜けした感がありますが、やはり脱衣所も普通じゃありません。おわかりですか?

↑健康器具?

脱衣所にある健康器具。しかも使い方がよくわからない健康器具。
マッサージチェアなんかはよく見ますが、健康器具が脱衣所にある温泉は初見です。
しかも誰が使うのか謎です。
体重計も目方秤とデジタルの両刀使いですし…

↑これが噂の浴室

出ました噂の浴室。石膏のオブジェが沢山あります。昨今の温泉ブームでは和風が基本ですが、特に壁に富士山とかの絵があるわけでもなく、この西洋オブジェがあるのです。
こんこんと噴水みたいに湧いて出てくるかけ湯なんて初めてだ…

↑洗い場(中央部分)

普通の洗い場もあるのですが、中央の大きいオブジェの台座もちゃっかり洗い場になっています。
使っている人はいませんでした…
大体にして、女体像のお尻と小便小僧の股間を見ながら身体を洗うって斬新すぎて苦笑いです。

↑打たせ湯。マーライオン?

大風呂の奥にある、壁の裏から豪快にお湯を吐き出すマーライオン。
これは打たせ湯だそうです。
ライオンの口から物凄い勢いでお湯が出ています。
しかも結構な高さから吐き出しているので、当たると痛い。


↑源泉。


源泉?はなぜか大仏様のオブジェが。ここだけ和風?です。
大した澄ましたお顔をされておる…

ここまででも結構衝撃を受けるのですが…

↑プール!

プールです!プール!銭湯にプールです!
しかもちゃんとした水。
すっぽんぽんで入るプールも中々ですが、大体にして温泉銭湯にプールがある事が衝撃的すぎます。恐らく子供用かと思われますが、今日はヨボヨボのおじいさんしか入っていなかったのでどれぐらいの需要があるかはわかりません。
とにかく温泉銭湯にプールがあるのが衝撃的な施設です。

ところで、この施設は「野辺地温泉ランド」です。一応温泉とついていますので、成分は?と言いますと…

↑成分分析表 その1

↑成分分析表 その2

新しいほうの<その1>の分析表を見るとごく微量に一応成分は含有しているみたいです。
これだけ見ると塩気のある温泉っぽいのですが、古いほうの<その2>を見ると、『弱放射能冷鉱泉』だそうです。
泉質は青森県では珍しい類の部類です。いわゆるラドン泉でもありません。
近隣のまかど温泉等とは全く違う泉質なのですが、これは恐らく温泉と地下水のかなり際どい境目であると推測されます。源泉が低温です。

もちろんですが、源泉を沸かしたうえで循環しているものとなります。塩素も添加しています。
ジェットバスの横に循環装置の末端が見えています。

↑放射能泉なので、一応長湯は適さないことになっています。

成分は洗い流さiこと、と書いておりますが、かなり塩素がきついので、入浴後すぐに皮膚が反応してしまいます。よって帰宅後に塩素を落とさないとまずい訳です。
塩素成分に強い人ならばいいのですが…

↑営業終了 その1

↑営業終了 その2

それにしてもこの温泉銭湯は営業終了時刻がかなり厳しいみたいです。
時間厳守だそうです。長居する客がいるのかどうなのかはわかりませんが、その2の方では若干怒っているようにも見えます。

ところで、営業終了の時間は随分厳密に行っているようですが…

↑営業時間 その1

↑営業時間 その2

店が開く時間はかなりあいまいです。ネット上でも10:00だったり12:30だったり13:00だったりとかなり情報が乱れていたので、事情があって頻繁に変更していたのかと思ったのですが、根本的にあいまいです。

一応念を持って午後昼過ぎに訪問したのですが、午後14時以降に来れば確実に開いているというところでしょうか。うーん…

純粋に温泉として、泉質として楽しむ場所ではなく、B級的な何かを求めるには面白い施設と言うべきなんでしょうか、とにかくお風呂としては突拍子ないものであるのは確かです。
もの好きの人はぜひ。

<今回の温泉?銭湯?>
野辺地温泉ランド(のへじ おんせんランド)
青森県上北郡野辺地町枇杷野32-1

成分…弱放射能冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)
源泉…枇杷野温泉

営業時間 昼過ぎぐらい~夜21:30厳守

※せっけん類の備付はありません
※タオルは不明

入浴料 おとな350円

青い森鉄道/JR大湊線 野辺地駅から徒歩15分ほど


2014年3月22日土曜日

♨東八甲田温泉(七戸町)

3/20は職場で大変よろしいと評判の東八甲田温泉へ行ってきました。
七戸十和田駅から近くにありますので、買い物ついでの立ち寄りです。
大雪の予報が出ていたのですが、出発時点では雨。
こんなものか、と高をくくっていた訳ですが…


↑東八甲田温泉 玄関

車で行くとカーナビ通りでも少しわかりづらいところにあります。七戸十和田駅界隈の区画整理事業がややこしくした感はありますが…
国道4号線から少し山手の方にある、ごく普通の住宅街の中にあります。
よその方のウェブサイト上では古い建物の写真が上がっていましたが、近年改築をしたそうで、完全に別物となっておりました。
駐車場も広いのでありがたいところです。

↑宿泊施設もあります。
宿泊施設として稼働している「新館」ですが、どうみても本館のほうが新しい状態です。
恐らくですが、七戸十和田駅から一番近い宿泊施設かと思います。素泊まり4,000円~で格安。


↑休憩所兼フロント。大変きれいです。

玄関も一丁前に自動ドアで近代的な建物です。青森県の温泉銭湯とは思えない程です。
入浴料はフロントで直接支払いとなります。いわゆる券売機はおいていない模様。
休憩所兼フロントは大変清潔かつきれいで、愛想のいいおばちゃんがフロントで出迎えてくれます。

↑内湯:ヒバの湯

フロントで「温泉好きなら内湯に入りへ~」とおススメされたので、内湯のヒバの湯に入ることにしました。こちらは家族風呂としても稼働している様でしたが、今回は誰も入っていないので貸切で入浴させていただきました。
大浴場の方は源泉加水かけ流しとのことでしたが、こちらのヒバの湯は源泉かけ流し(加水なし)です。
源泉温度が47.5℃と少々熱いのですが、これぐらいは慣れているので贅沢に貸切。
常にオーバーフローしている源泉ですので、鮮度が半端なく良いです。

ただし、上記の通り源泉が熱いので、5分ぐらいしか浸かることができないのですが。

単純アルカリ泉とのことですが、少し茶褐色のお湯と塩気のある苦味(恐らくNa+)、そしてかなりツルスベするお湯でした。

↑適応症など

個人的には適応症云々よりも、疲労回復兼趣味活動なので、疲れが取れてストレス解消になれば大満足です!


↑成分分析表

お決まり成分分析表です。源泉は荒熊内温泉だそうで、源泉が47.5℃だそうです。ただし、源泉温度はその日の調子によって多少誤差があるかと思いますが、この日はほぼ46~48℃ぐらいでした。
あくまでも個人的な推測ですが、かなりツルスベ感が強い温泉なので、pH10ぐらいはありそうな温泉です。湯上りもホカホカで気持ちがいいですよ。

次回は大浴場の方も入ってみたいと思います。難点は自宅から距離がある点なのですが…。

<今回の温泉>
東八甲田温泉(ひがしはっこうだ おんせん)
青森県上北郡七戸町字荒熊内67-81

成分…アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
源泉…荒熊内温泉

営業時間 朝9:00~夜22:00

※せっけん類の備付はありません(フロントで販売有)
※タオルは温泉名プリントあり・有料

入浴料…おとな300円

JR東北新幹線 七戸十和田駅 南口から徒歩7分ほど