2014年3月24日月曜日

♨野辺地温泉ランド(野辺地町)

~まずはじめに~
本日は天気が良かったので、予てから久々に行きたいと思っていた大湊線乗車をかねて用事を済ませてきました。
と言っても、完全趣味活動の範疇ですが。
そして、本題の方の写真がかなり多いです。見ればわかります。

【大湊線編】

↑まずは野辺地からのJR大湊線で陸奥横浜駅まで。

今日は一年でも指折りだろう快晴です。そして暖かい!
乗車した3725D 快速しもきた号はディーゼル1両ですが、ローカル線の割には全国屈指の評定速度で走り抜ける俊足っぷりです。常に85キロでエンジンを回しっぱなしです。
※今回の改正で58.4キロ・51分になったので評定速度は68.7km/hとなりました。

↑むつ湾沿いを走る。かっ飛ばす。

大湊線のハイライトは野辺地寄りの有戸~吹越間の車窓です。
防雪林を抜けるといきなりむつ湾の海岸沿いに出て、高速で飛ばします。
いつの間にかワンマン放送で観光案内もする様になっていました。
車窓は大変きれいですので、乗客もカーテン開けて見入っていました。

↑運転士泣かせの路線でもあります。

この絶景区間、実は運転士泣かせの区間でもあります。昨年の11月までは風規制が20m/msで速度抑止、25m/msで運転中止だったのですが、冬~春はじめぐらいまで常に西風が吹く地帯ですのですぐに運休→代行バスでした。
12月からはそれぞれ5m/msずつ規制値が上がったので、代行バスになることは滅多になくなったのでよかったところです。

↑菜の花プラザ(道の駅)のホタテフライ(1,400円)

陸奥横浜駅で用事を済ませたかったのですが、駅長に依頼の件を伝えると「ちょっと飯食うか散歩行ってきて!」と言われた手前、とりあえず駅から徒歩15分ぐらいのところにある道の駅「菜の花プラザ」で昼食を。
この辺はホタテ養殖が盛んな地域ですので、良質のホタテ料理が有名ですが、個人的にはここのホタテフライが一番美味。ちょっとお高いですが…。
道の駅売店では名産の「菜の花ドーナッツ」が販売していますので、職場の土産に購入。そのほか野菜など買い込み。

↑1時間ほどで出来上がっていました。

駅に戻ると依頼の件が出来上がっていました。この駅は駅員配置ですが委託駅となっていますので、JRのみどりの窓口はありません。しかし、便宜上乗車券や指定席券を発行できるように設備だけは整えていますので、全国の主な列車の指定席券が購入できます。

…が、上記の通り設備が簡易的なものですので、指定席券に関しては手書き対応になるのです。
窓口で申し込むと、まずはJRの指定席センターに電話で照会を掛けて、席があれば帳簿に書き取り、それを写真のような様式のきっぷに記入する、という流れです。
要は、大きい駅みたいに数が出ないので前時代的な流れで扱っても問題ないということですね。

尚、乗車券類は余程のことがない限り機械発行のものになります。
※手書きを希望しても出せません。

そんなわけで、要件は済んだので、とりあえず野辺地駅に向かいます。

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【問題の野辺地温泉ランド編】
色々な界隈で噂を耳にする温泉?銭湯?が野辺地駅の近くにあるので、この機会に訪問してみました。
野辺地駅から徒歩15分ほど、県立野辺地高校の近くにある「野辺地温泉ランド」という施設です。

↑問題の野辺地温泉ランド外観。

外観は至って普通の公衆浴場です。外観は、ですが。
それなりに年季の入った建物なので、素朴な銭湯風景であるのが世の中の常識ってもんです。

↑番台まわり

玄関をくぐれば即座に異様な世界が舞い込んできます。普通、番台にはお風呂用品が申し訳程度にあって飲み物だのお菓子だのを売っている程度が一般的だと(勝手に)思っています。
しかし、ここは違います。もちろんお風呂用品もあることはあるのですが、それ以上に趣味かなんかで集められたと思わしきフィギュアが所狭しと飾ってあります。
しかも量が半端ない。

↑番台の上

↑番台のカウンター

ここは一応温泉銭湯です。公衆浴場です。
インパクトが強すぎます。しかも並べ方を見ると相当の力を入れているようです。
ご主人は熱心にパソコンをカタカタ打っているのですが…

序の口は終わりです。この先がもっと凄いんです。

↑脱衣所。普通で普通じゃない脱衣所。

脱衣所です。さっきのインパクトから行くと拍子抜けした感がありますが、やはり脱衣所も普通じゃありません。おわかりですか?

↑健康器具?

脱衣所にある健康器具。しかも使い方がよくわからない健康器具。
マッサージチェアなんかはよく見ますが、健康器具が脱衣所にある温泉は初見です。
しかも誰が使うのか謎です。
体重計も目方秤とデジタルの両刀使いですし…

↑これが噂の浴室

出ました噂の浴室。石膏のオブジェが沢山あります。昨今の温泉ブームでは和風が基本ですが、特に壁に富士山とかの絵があるわけでもなく、この西洋オブジェがあるのです。
こんこんと噴水みたいに湧いて出てくるかけ湯なんて初めてだ…

↑洗い場(中央部分)

普通の洗い場もあるのですが、中央の大きいオブジェの台座もちゃっかり洗い場になっています。
使っている人はいませんでした…
大体にして、女体像のお尻と小便小僧の股間を見ながら身体を洗うって斬新すぎて苦笑いです。

↑打たせ湯。マーライオン?

大風呂の奥にある、壁の裏から豪快にお湯を吐き出すマーライオン。
これは打たせ湯だそうです。
ライオンの口から物凄い勢いでお湯が出ています。
しかも結構な高さから吐き出しているので、当たると痛い。


↑源泉。


源泉?はなぜか大仏様のオブジェが。ここだけ和風?です。
大した澄ましたお顔をされておる…

ここまででも結構衝撃を受けるのですが…

↑プール!

プールです!プール!銭湯にプールです!
しかもちゃんとした水。
すっぽんぽんで入るプールも中々ですが、大体にして温泉銭湯にプールがある事が衝撃的すぎます。恐らく子供用かと思われますが、今日はヨボヨボのおじいさんしか入っていなかったのでどれぐらいの需要があるかはわかりません。
とにかく温泉銭湯にプールがあるのが衝撃的な施設です。

ところで、この施設は「野辺地温泉ランド」です。一応温泉とついていますので、成分は?と言いますと…

↑成分分析表 その1

↑成分分析表 その2

新しいほうの<その1>の分析表を見るとごく微量に一応成分は含有しているみたいです。
これだけ見ると塩気のある温泉っぽいのですが、古いほうの<その2>を見ると、『弱放射能冷鉱泉』だそうです。
泉質は青森県では珍しい類の部類です。いわゆるラドン泉でもありません。
近隣のまかど温泉等とは全く違う泉質なのですが、これは恐らく温泉と地下水のかなり際どい境目であると推測されます。源泉が低温です。

もちろんですが、源泉を沸かしたうえで循環しているものとなります。塩素も添加しています。
ジェットバスの横に循環装置の末端が見えています。

↑放射能泉なので、一応長湯は適さないことになっています。

成分は洗い流さiこと、と書いておりますが、かなり塩素がきついので、入浴後すぐに皮膚が反応してしまいます。よって帰宅後に塩素を落とさないとまずい訳です。
塩素成分に強い人ならばいいのですが…

↑営業終了 その1

↑営業終了 その2

それにしてもこの温泉銭湯は営業終了時刻がかなり厳しいみたいです。
時間厳守だそうです。長居する客がいるのかどうなのかはわかりませんが、その2の方では若干怒っているようにも見えます。

ところで、営業終了の時間は随分厳密に行っているようですが…

↑営業時間 その1

↑営業時間 その2

店が開く時間はかなりあいまいです。ネット上でも10:00だったり12:30だったり13:00だったりとかなり情報が乱れていたので、事情があって頻繁に変更していたのかと思ったのですが、根本的にあいまいです。

一応念を持って午後昼過ぎに訪問したのですが、午後14時以降に来れば確実に開いているというところでしょうか。うーん…

純粋に温泉として、泉質として楽しむ場所ではなく、B級的な何かを求めるには面白い施設と言うべきなんでしょうか、とにかくお風呂としては突拍子ないものであるのは確かです。
もの好きの人はぜひ。

<今回の温泉?銭湯?>
野辺地温泉ランド(のへじ おんせんランド)
青森県上北郡野辺地町枇杷野32-1

成分…弱放射能冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)
源泉…枇杷野温泉

営業時間 昼過ぎぐらい~夜21:30厳守

※せっけん類の備付はありません
※タオルは不明

入浴料 おとな350円

青い森鉄道/JR大湊線 野辺地駅から徒歩15分ほど


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